インパクトドライバーの選び方


○コード式か充電式か
 インパクトドライバーにはコンセントから直接電源を取るコード式と、バッテリーを使用する充電式があります。 それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の使い方に合うものを選びましょう。
 コード式のメリットは連続で長時間使用できることです。 コーススレッドを何本打ち込んでも止まってしまうことはありません。 しかし、作業する場所がコンセントから離れていると延長コードが必要となり面倒です。 また、高所や狭い場所で作業するときもコードは邪魔になります。
 その点、充電式ならどこへでも持っていけます。 狭い場所でもコードの取り回しの煩わしさがありません。 しかし、連続で長時間の使用ができないため、大型のウッドデッキなどを作っているときは 途中で何度も充電待ちをする必要が出てきます。 また、バッテリーは熱を持ちやすく、熱い間は充電もできなくなるため、 真夏に外で使用する場合などは作業の中断時間が長くなったりします。
 ちなみに、おいらは充電式のものを持っています。 付属のバッテリーは1つだけで、長時間充電して長時間使うタイプなんですが、大物を作るときには若干不便です。 実家の父からも充電式を1つ借りているのですが、それはバッテリーが2個ついていて、 充電時間も使用時間も短いです。バッテリーが終わるころには充電が完了しているので、 あまり作業を中断せずに済みます。
 物置を作るときは作業場所が敷地の隅だったので充電式が重宝しましたが、ウッドデッキは外コンセントのすぐ近くだったので、 コード式のほうが作業が早かったかもしれません。 状況に応じて使い分けるのが一番良いのですが、そこそこ値の張るものなのでいくつもは持てませんね。 とりあず充電式が1つあったほうが使い勝手が良いかなと思います。

○どのメーカーのものを買うか
 ホームセンターに行くと、いろんなメーカーのインパクトドライバーが置いてあります。
 よく見かけるメーカーのざっくりとしたイメージはこんな感じです。
マキタ 業界のトップメーカーです。プロの使用者が多く品質・サービスが良いようです。安売り商品は見かけません。
パナソニック 家電のイメージが強いですが、電動工具の品質も良く人気のメーカーです。
日立 色使いが派手ですね^^;日立ですから品質は悪くないでしょう。
リョービ 品質的にはやや劣るような気がしますが・・・日曜大工での使用なら問題ないでしょう。釣り用の小型ボートも作っています。
アースマン 安く売っていますが品質はどうでしょうか。使ったことがないのでよく分かりません。










○欲しい機能
 ただネジを打ち込むだけの道具に思えますが、機種によって微妙に機能に違いがあります。
 あると便利な機能を紹介します。
LEDライト 昼間の作業でも暗い場所では手元が見えにくく、作業がしづらいことがあります。 LEDライトがついている機種なら別に照明を用意する必要がなく、とても便利です。
正転逆転のスイッチ このスイッチ自体がない機種はないと思いますが、どこについているのかが重要です。 グリップを握ったまま操作できるものがいいですね。
フック ズボンやベルトに引っ掛けるためのフックです。高所で作業するなら欲しいですね。 いちいち脚立を降りて取りに行くのも面倒だし、かと言って置き場もないし・・・というときに便利です。
インパクト機能のオン・オフスイッチ インパクト機能をオフにしてドリルドライバとして使用できる機種もあります。中には振動ドリルまでついた便利なものも・・・。
スピード・パワーの調節スイッチ おいらの持っている機種には「ハイ」「ロー」の切り替えスイッチがついています。ハイは回転が速すぎるので最初はローで打ち込み、 きつくなってきてからハイに切り替えて締めていました。













○先端パーツ
 インパクトドライバーの先端パーツをドライバビットにすればネジ締め、ドリルビットにすれば穴あけができます。 ビットの取替えはワンタッチチャックで簡単に行えます。通常は6角軸のビットに対応していますので 購入するときには間違って丸い軸のものを買わないようにしましょう。(丸軸のビットを取り付けるための アタッチメントもあります。)マグネット付のドライバビットは先端にネジがくっつくので作業が楽です。 ビットは消耗品です。ハードウッドで大型のウッドデッキを作ったりすると何本も欠けますので 必ず予備を用意しておきましょう。また、ドリルビットはインパクトドライバー対応のものを選びましょう。

○ドリルドライバーとの違い
 インパクトドライバーとドリルドライバーは形状が非常によく似ており、どちらもネジ締めや穴あけに使用します。 最大の違いはインパクト(打撃)の有無です。ドリルドライバーが最後まで地道に回転するのに対して、 インパクトドライバーは一定以上のトルクで回転方向に打撃を加えます。これによってドリルドライバよりも強く ネジを打ち込むことができます。ウッドデッキなどを作る場合、長いコーススレッドなどを使用するためネジの 摩擦抵抗が大きく、ドリルドライバーではしっかり打ち込むことができませんが、インパクトドライバーなら ストレスなく打ち込むことができます。逆に、小さい木ネジなどを締めるときはドリルドライバーのほうが作業 しやすいのですが、小さいネジなら普通のドライバーでもさほど大変ではありません。インパクトドライバーと ドリルドライバーのどちらか1つだけ購入するなら、インパクトドライバーをお勧めします。

1台で振動ドリル・インパクトドライバ・2スピードドリル・16段クラッチドリルの4モードを搭載している便利な機種。 12Vで締め付けトルク135N/m。日曜大工には必要十分な性能です。 強弱2段切り替えスイッチ付き。キャリングバッグもついています。 コード式なので充電を待つ必要がありません。 充電のタイミングが分かる電池残量表示付きです。

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