トウモロコシ

家庭菜園でも意外と簡単に作れます。

お勧め度 ★★★ とにかく鮮度命の野菜。採ってすぐ食べるのが一番おいしいです。


栽培カレンダー
植え付け
5月
収穫
6月後半〜7月頃




栽培のポイント

・場所選び&土作り
日当たりと水はけの良い場所を選び、肥料をたっぷり与えます。
実入りをよくするには、密集して植えたほうが良いです。
同じ本数なら1列より2列、3列に植えましょう。

・手入れ
1本に3つほど実がつきますが、成長させるのは一番上の1本だけです。
下の2つはヒゲが出始めた頃にもぎ取ってしまいます。ヤングコーンとしておいしくいただきましょう。
先端に雄穂が伸びます。花粉が出てきたら摘み取って一番上の雌穂(実)のヒゲに花粉を落とします。
ヒゲの1本1本が実の1粒1粒に繋がっています。1本残らず受粉させましょう。
朝は花粉がたくさん出ているので、受粉作業は朝のうちに行います。
水遣りと追肥を忘れないようにしましょう。

ヤングコーン
雄穂の花粉
受粉










・収穫のタイミング
ヒゲが茶色くなり、実がしっかり太ったら収穫の時期です。
早すぎると水っぽく、遅いと硬くなります。適期は短いです。
思い切って手でもぎ取りましょう。

ヒゲが茶色く、実が太くなったら収穫
一度にたくさん採れます















☆よくあるトラブル
・アワノメイガ(ワタノメイガ)…幼虫が茎を食い荒らし、実の中まで侵入することがあります。
・鳥…小さい苗が食べられます。ある程度大きくなるまではトンネルなどで保護します。
   大きくなると、今度は実が食べられます。ネットで覆うなどして防ぎましょう。

アワノメイガのいる株
実を食い荒らすアワノメイガ
カラスに食われた実










☆クリーニングクロップ
吸肥力の強いトウモロコシは「クリーニングクロップ」とも言われます。
土壌に溜まった余分な肥料を吸収して土をキレイにしてくれるためです。
収穫後の茎や葉は緑肥として土に埋めることができます。
また、イネ科なので連作障害がありません。
成長が早い・土壌をキレイにする・連作障害がない・おいしい実ができる、
いいことずくめのトウモロコシは是非作っていきたいものです。

☆保存方法
収穫した瞬間から鮮度と甘みが落ちていきます。できるだけ早く食べてしまいましょう。
すぐに食べれない場合はとりあえず茹で、ラップで包んで冷蔵庫で保存します。

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