野菜作りに適した土
野菜作りには水もち水はけが良く通気性のある「団粒構造」の土が適しています。
目安としては、手で握るとまとまり、指で軽く突くと崩れるくらいが良いです。
握ってもまとまらずに崩れてしまう砂質土は水もちが悪く、
握ったあと突いても崩れないような粘土質の土は水はけや通気性が良くありません。

土壌改良材
宅地の庭は畑に適した土でないことが多いです。
石やコンクリート片などが多く、土も団粒構造をしていません。
石などを取り除き、土壌改良材を入れて野菜作りに適した土に改良していく必要があります。
とても時間の掛かる作業なので、あせらずじっくりやりましょう。
主な土壌改良材に、堆肥・腐葉土・バーミキュライト・ピートモスなどがあります。

肥料
○肥料の3大要素
肥料には大きな3つの要素があり、それぞれ効果に特徴があります。
要素名
元素記号
特    徴
窒素
N
野菜の茎や葉の成長に必要な要素で、ホウレンソウやコマツナなどの葉を食べる野菜に重要です。
エダマメやインゲンマメなどマメ科の植物には控えめに与えます。
リン酸
P
果実の着果を促進する働きがあり、トマトやナスなどの果菜類にとって重要な要素です。
カリウム
K
根の成長を助ける働きがあり、イモなどの収量アップに効果があります。

○有機肥料と化成肥料
肥料は以下の2つに分類することができます。
有機肥料
植物や動物由来の肥料で、土壌改良効果もあります。
油粕・草木灰・牛糞などがあります。ゆっくり効果を発揮する遅効性肥料のため、元肥に適しています。
化成肥料
植物の成長に必要な成分を人工的に合成したものです。
粒状のものや液状のものがあります。元肥にも追肥にも使用できます。








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